デュピクセントとは?

デュピクセントは、アトピー性皮膚炎の「かゆみ」や「皮膚の炎症」の原因となる物質(IL-4、IL-13)を直接ブロックする、新しいタイプの注射薬です。

👶 小児から大人まで使用できます

生後6ヵ月以上のお子様から成人の方まで治療が可能です。これまで塗り薬だけではコントロールが難しかった方の、健やかな肌と生活を取り戻す手助けをします。

🛡️ 根本からのアプローチ

皮膚の表面からだけでなく、体の内側から炎症の元を抑え込むため、高い効果が期待できます。

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デュピクセントの
適応になる方は?

  • ステロイド外用剤など、既存の治療を数か月以上行っても十分な効果が得られない
  • 強いかゆみや皮疹により、日常生活や睡眠に支障が出ている方
  • 【💡重要】 全身の皮膚症状を詳細にスコアリングし、デュピクセントの適応があるか判定します。

まずはおいでいただき、皮膚症状だけでなく、今までの治療経過についても一緒に確認しましょう。

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デュピクセントに関する
診療の流れ

一般的な診療の流れと同様に「診察」「治療内容の確認」「血液検査」がありますが、デュピクセントを投与するにあたって「皮膚症状のスコアリング」が必須となっています。
適応が詳細に決められており、「診察を受ければ必ずデュピクセントを使用できるというわけではない」旨をご承知おきいただくようお願いいたします。

患者さんごとに流れが異なるので、目安として以下のパターン(A, B, C)を想定します。

A 「当院で」ステロイド外用療法を継続している方
受診1回目
  • 全身の皮膚症状を記録(医師がスコアリングします)
  • 現在行っている治療を再確認し、治療を行う(2週間~1ヶ月)
  • 直近1年間で血液検査をしていない方は血液検査
受診2回目 (2週間~1ヶ月後) 【使用1回目(院内)】
  • スコアリング結果を医師と確認
  • 皮膚症状を確認
  • 血液検査の結果を確認(検査をした方)
  • 「院内で」初回のデュピクセントを投与(適応スコアだった場合)
受診3回目 (2または4週間後) 【使用2回目(院内)】
  • 皮膚症状や副作用を確認
  • 「院内で」2回目のデュピクセントを投与
受診4回目 【使用3回目以降(ご自宅)】
  • 皮膚症状を確認
  • デュピクセントを院外処方
  • 「ご自宅で使用」
    (※使用3回目からは基本的にご自宅での使用となります)
B 「他院で」ステロイド外用療法を継続している方
受診1回目

☑ 来院時に必ずお持ちいただくもの

  • お薬手帳など、処方履歴がわかるもの。
    (皮膚症状と同じくらい、お薬の情報も大切です)
  • アレルギー検査の結果(あれば)

【診察】

現在行っている治療と皮膚症状を確認する。

B-1:十分なステロイド外用療法が行われていると判断された場合
  • 全身の皮膚症状を記録・スコアリング
  • 現在の治療を行い、症状の変化を再確認する(2週間~1ヶ月)
  • 直近1年間で血液検査をしていない方は検査。

→ 以降は「A:受診2回目」以降と同じです。

B-2:お薬の調整が必要と判断された場合
  • 全身の皮膚症状を記録・スコアリング
  • 当院でお薬を調整し、ステロイド外用薬や内服薬で皮膚炎の治療を行います
  • 直近1年間で血液検査をしていない方は検査。
※当院での治療期間について:
  • まずは1ヶ月程度治療をしてみて、改善しているなら外用療法を継続します。
  • 外用療法で治療が完結してしまう場合もあります。
  • 当院での治療でも改善しない場合は「A:受診2回目」以降と同様です。
C 「他院で」デュピクセントの治療を受けている方
受診1回目

☑ 来院時に必ずお持ちいただくもの

前の医療機関で「デュピクセント使用前」の皮膚症状のスコアリングは済んでいるので、必ず「皮膚症状のスコア」があります。これらがわかるプリントアウトや用紙(紹介状や診断書でも可)が必要です。

スコアの項目は「デュピクセントを開始する前の」:

  • IGAスコア
  • EASIスコア(全身and/or頭頚部)
  • 体表面積に占めるアトピー性皮膚炎病変の割合(%)

上記3項目です。(これ以外の項目が載っている場合もあります)

つまり、当院初診時に必ずお持ちいただくものは下記3点です:

  1. デュピクセントを開始する前の皮膚症状スコアがわかる書類
  2. お薬手帳 (処方履歴がわかるもの)
  3. アレルギー検査の結果 (あれば)

お持ちいただいた資料を確認し、診察。
適応ありと判断された場合は、デュピクセントを院外処方します。

※直近1年間でアレルギー検査をしていない方は検査をお勧めしております。

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デュピクセントの剤型について

当院では「ペン型(200mg、300mg)」のみ採用しております。

  • 針が細く短いため、痛みが少ない
  • 自宅での使用が容易
  • 針が露出していないため、安全に使える

というメリットがあります。
院内にはペン型のみご用意しており、院外処方でシリンジ型を処方することはできます。
ご承知おきいただければと思います。

デュピクセントQ&A

Q痛いですか?(ペン型)

A

痛くないと言ったらウソになりますが、思ったほどではない、という方も多いようです。ただ小児ですので、ある程度嫌われるものだとは思います。

Qどのくらいで効果が出ますか?

A

早くて数日程度でかゆみの軽減を実感できる場合があります。2週間~1ヶ月程度でかゆみの改善。3〜4ヶ月で皮疹の改善が見られると考えられています。

Qステロイド外用薬や内服薬などはやめていいですか?

A

症状次第ですが、相談しながら減薬を進めたいですね。ほかの薬をいきなりゼロにするのはやめましょう。

Qアトピー性皮膚炎の小児の使用の間隔は?

A

体重ごとに薬剤量と使用間隔が決まっており、下記のとおりです。
(デュピクセントについては、小児は14歳まで、成人は15歳以上と定義されます)

  • 小学生中学年~高校生くらい:体重30kg以上60kg未満
    デュピクセント200mgを投与開始日のみ2本を皮下注射します。
    その後は200mgを2週間に1回、1本を皮下注射します。
  • 未就学児~小学校低学年くらい:体重15kg以上30kg未満
    デュピクセント300mgを4週間に1回、1本を皮下注射します。
  • 乳児~3歳くらい:体重5kg以上15kg未満
    デュピクセント200mgを4週間に1回、1本を皮下注射します。
  • 成人または60kg以上の小児:
    デュピクセント300mgを投与開始日のみ、2本を皮下注射します。
    その後は2週間に1回、1本を皮下注射します。

Q生ワクチンとの兼ね合いは?

A

小児期の生ワクチンは「ロタワクチン」「BCG」「水痘」「麻疹風疹」「おたふく」「フルミスト(点鼻のインフルワクチン)」です。
生ワクチン接種前の約12週間と接種後の4週間は休薬期間となります。

デュピクセントの最終使用
↓ 約3ヶ月 ↓
「生ワクチン接種」
↓ 4週間 ↓
デュピクセント使用

不活化ワクチンについては特に設定されていません。

Q副作用は?

A

特徴的な症状として「結膜炎:11~26%程度」があります。注射部位の発赤やかゆみ、顔の赤みなども報告があります。受診時に対策の治療を行います。
気管支喘息のある方は好酸球増多による症状(ゼイゼイするなど)の報告もありますが稀です。薬剤に対するアレルギー反応があります、これはどのお薬でも起こりえますが稀です。

Qどのくらいの期間使いますか?

A

6ヶ月程度で効果判定し、さらに4ヶ月は継続します。概ね1年程度とお考えいただきますが、それ以上継続が必要になる場合や、いったん中断して、再度使用を開始する場合などもあります。相談しながら治療を進めましょう。

ご家族の皆様へ、
院長からのメッセージ

お子様のアトピー性皮膚炎がなかなか良くならないと、「薬の塗り方が悪いのかな」「食事のせいかな」と、ご自身を責めてしまうこともありますよね。
私もアトピー性皮膚炎の診療をしていると、なかなか症状が落ち着かない方に出会うこともあります。

現在でも、アトピー性皮膚炎の治療のメインは「ステロイド外用療法」です。
少し前に「ステロイド外用療法で良くなったら、こちらの薬に切り替えよう」というお薬(免疫抑制薬、非ステロイドのサイトカイン抑制薬など)の発売が相次ぎました。これは「良くなったらステロイド離脱していこう」という治療です。日常の診療でも大変助かるお薬です。

一方で「ステロイド外用療法でも良くならない場合の薬」はなかなか開発できず、近年になりようやく発売されました。

その一つが【藤沢せせらぎこどもファミリークリニック】で採用した「デュピクセント」です。
このお薬も「サイトカイン(IL4、IL13)抑制薬」の一つですが、注射剤のため、全身のアトピー性病変に効果があります。
注射をする、というネックはありますが、「2週間または4週間の間隔」「ペン型は痛みが少なめ」「自宅でも継続できる」という良い面もあり、適応のある方にご提案しています。

アトピー性皮膚炎は、お子さんもつらいですが、保護者もとても心配ですよね。
ご家族が笑顔で過ごせるよう、適応判断から、ご自宅での注射についても、しっかりサポートいたします。

ぜひ【藤沢せせらぎこどもファミリークリニック】にご相談ください。

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アトピー性皮膚炎の診療は【一般外来】にて

まずは【一般外来】をご受診いただき、相談・診察をしましょう。

相談や皮膚症状の評価、治療内容の確認に時間がかかりそうな場合は、院長が別途予約枠を設定いたしますので、焦らず進めましょう。

また、デュピクセントの【使用1回目】および【使用2回目】は院内で行うため、院長が受診の予約枠を取りますので、ご安心ください。

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(お知らせ欄の下予約をとるボタンから【一般外来】をお選びください)

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クリニック案内・アクセス

藤沢せせらぎこども
ファミリークリニック

〒251-0002 神奈川県藤沢市大鋸1-2-18
藤沢ホスピタリティパーク1階

(藤沢駅北口、東橋渡ってすぐ。村岡保育園隣。)

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